商品開発ストーリー
お客様のワクワクを創出する
お客様のワクワクを創出する
「いつまでも健康肌へ」というコンセプトで展開しているSEACブランド。
スキンケア商品がラインナップの大半でしたが、メイクアップ商品を増やすべく、K.Nさんが新卒1年目から約1年間かけて作り上げた想いのこもった商品。発売までの経験を聞いてきました。
年齢を重ねると、減りがちなまつ毛のボリュームを
朝と夜のまつ毛ケアで、華やぐ顔印象にしてくれます。
合成香料や合成着色料をはじめ、パラベン・アルコール無添加の自然派素材を使用したまつ毛美容液です。
開発ストーリー
企画会議
他社の商品で、まつ毛美容液が発売されており「ウチでもやれるのでは」と思ったことがきっかけです。
提案する前に、他社の広告がどの時期にどんな内容を出しているかを調べ、どういった資材を使ったら売れるかなど細かく構成を組んで1年目の秋に提案しました。
年齢を重ねていくと共に根本的な美しさにアプローチするスキンケア商品だけでなく、メイクでカバーをするというメイクアップ商品のラインナップが売れ始めていたことや、実際にお客様の声にまつ毛美容液が欲しいとの声があったことからOKをもらうことができました。
商品設計
SEACというブランドを代表する商品が“朝と夜に分かれたオールインワン”なので、今回提案した商品にどうブランドらしさを出していくかが課題に上がりました。
社内外に相談してみたところ「まつ毛美容液も、朝と夜でわけてみたらよいのでは」と提案いただき、“朝は下地・夜は保湿”という役割に特化した成分を選定し始めました。
数社に様々なパターンのサンプルを作ってもらい、使用感はターゲットに近い年代の女性が多い当社のオペレーターさんにアンケートをとりました。ストロングポイントは持たせながら、使いにくい点を少なくする要望を出していきました。
容器選定
容器に関してはダブルエンド※という特殊な形のものにしたいという思いがありました。しかし、今までお付き合いのあるメーカーさんでは取り扱いがなく、一から新規のメーカー選定をしなければなりませんでした。
外国製でこの容器をつくっている会社はありましたが、当社の商品は日本製にこだわっているので、日本で唯一この形をつくっている会社さんをご紹介いただき、新規の取引先として契約を交わしました。
容器のデザインも重要です。SEACのブランドカラーである深いブルーを取り入れつつ、相性の良いシルバーの色味を入れ、見ただけでワクワクしてもらいたいと思っています。
販売準備
この商品は定期的にご注文いただく前提で価格設定を考えていましたが、肌に塗るものではないため当社にあまり前例がなく、どれだけ続けてもらえるかの想定には苦戦しました。
最終的に競合他社の価格を参考にしたり原価率を計算して部署の方たちと相談して決めていきました。
また、私がSEACの会報誌の担当もしているので、「朝と夜の習慣」という特集を組んで、朝と夜の習慣にまつ毛美容液を一つ加えてもらえるようにしました。初回製造の際は大阪の工場まで見学にいきました。自分の商品が何千個と積まれているところをみて、本当に売れるか少し心配になりましたね。
商品への想い
化粧品はなくても困らない商品ですが、あると心が華やかになりワクワクするという側面があります。基礎化粧品ではない分、この商品は特にその要素が強いです。お客様にはこの商品を使って少しでも効果を感じていただき、気分が上がったり、お出掛けが楽しくなったりしていただけたら嬉しいです。初めて担当した商品でもありますし、様々な方々に支えてもらい、多くの想いのこもった商品なので、大事にしていきたいです。
